心配性と一言で片づけてもらいたくない。こっちは真剣なのだから。警察には侵入窃盗防止係なんて部署は無いのだろうか。事件が起こってからでは遅いのに、何か問題があればその時に言ってきてくださいなんて、あまりにも不親切すぎる。何も苦情を言っているわけじゃないのだし、不安だから相談しているのに、窓口の対応はあまりにも杓子定規すぎる。
テレビのニュースでも、コンビニ強盗だとかひったくり事件だとか、身近な場所で起きる犯罪を報道している。同じ町内でも空き巣被害は出ているし、冬になって消防車の出動するサイレンを何度も聞いている。私たち一般市民の置かれている状況は、以前よりずっと悪化しているのではないだろうか。それもこれも、世の中が不景気すぎるからだ。ガソリン価格と円の値段は下がってきたが、その他の物価はあがっている。バターが品切れだったり、今度は牛乳が値上がりするらしい。失業者も多く、貧しさから切羽詰まって犯罪に手を染める人も出てきているのだろう。
先日同じ町内であった空き巣被害は、裏口のガラス窓を割られるという荒っぽい侵入の仕方だったそうだ。その話を聞いた時、家人が留守で、本当に良かったと思った。空き巣なら金品を盗られるだけだが、在宅中だったら強盗になり、命までとられてしまう危険性だってあるのだ。犯罪者だって人間。自分のやっていることがわかるから、必死だ。やるからにはやり遂げたいし、悪事はばれたくない。こっそりやって成功させたい。顔を見られたら露呈する前に口を封じるだろう。そんなことを考えていたら、おちおち昼寝もしていられない。
家に居ない方がいいのか、居ることをアピールして、入ってこないでもらうようにしたらいいのか、正しい方法なんて、わからない。そんな時こそ頼りにしたい警察なのに、警察は市民の味方ではないのだろうか。鍵をなくしたらこちら